冬場は屋外飼育のみのメダカ愛好家の方には暇な時期です。
水替えもあまり必要がない→むしろ温度差などが発生しやすくストレス等を与えやすいなどの点で放置している方も多いと思います!
暇だから産卵床を今のうちに作っておくから?
半分正解ですがそれ以外にもこの時期に作っておくメリットがあります。
冬場にメダカの産卵床を作る理由
理由としては次の理由です
- 時間が出来やすい
- 産卵床に使う素材が豊富な時期である
- シーズン頭に準備が出来る
1.時間が出来やすい
これは先ほど説明した通り冬場は屋外飼育をされている方にとってはやることがほとんどなくこの時期を活用しましょう!
2.産卵床に使う素材が豊富な時期である
これは産卵が始まる時期は同じ地域ではみんな同じなので産卵床をいざ作ろうとしたときに素材が揃わない事例が多数発生します!
特にセリアやダイソーにとってはメダカの産卵床に使う素材がどの時期に売れるなどはあまり意識されていなくて品切れがなんか続くなあ、少し在庫増やそうかなーなどでメダカ愛好家の欲しいタイミングとはずれが生じるので今の内にしっかりと確保しておくことをお勧めします!
2.3月くらいの時期ならセリアなどは注文をすればほしい数量を入れてくれますが、シーズンに入ると注文しても時間がかかる場合もあるのでこの時期に手配しておくことをお勧めします!
コロタマボールタイプの産卵床に使用するチュール素材は百均のものをよく使いますがシーズン終わりにはかなりヨレヨレになってしまいます。
このチュール素材についてはドリーム等の生地を販売しているところで固めのチュール素材を買ったほうが長持ちします。
3.シーズン頭に準備が出来る
メダカの繁殖については気温が20度以上になってくる3月・4月には産卵が始まります。その時にあわてて産卵床を作ろうとしたときに素材が欠品したり仕事が忙しかったりすることですぐに対応できない時があります。
作る種類は2つ
作るべき産卵床は次の2つです。
- タマゴトリーナタイプ
- コロタマボールタイプ
1.タマゴトリーナタイプ
これが一番一般的で一番おすすめです!
作り方はこちら!
正直卵の取れる数は次に紹介するコロタマタイプですが飼育を長い間続けていると管理のしやすさという部分が重要になってきます。
タマゴトリーナタイプは水の中に手を入れずに管理が可能で毎日の忙しい朝に採卵するというミッションに最適な産卵床です。
2.コロタマボールタイプ
採卵数にこだわるならこのタイプがおすすめです!
作り方はこちら!
チュール素材のボールタイプの産卵床ですがメダカの修正として産卵床に産み付けようとしますがうまくいかずそこに落ちてしまうことも多くそこに設置するこのタイプのほうが卵がよくつく印象があります。
産卵序盤の産卵数が少ない時期はこのタイプでなるべく採卵数を増やして針子飼育に早く入るために私は使っています。
結局どちらがいいの?
結局のところ私の経験では結論としてタマゴトリーナだけでもいいかもしれません。
一回の採卵数を重視するよりも日々の管理を重視したほうが毎日の採卵が苦にならないので私はタマゴトリーナをおすすめします!
採卵数が少ないなど言われる方もいますが毎日数十個の卵を産んでいくのでそれ以上採卵しても普通の愛好家ならばすぐに容器が埋まってしまいます。
適量を採卵して大事に飼育していきましょう!
もしくは産卵床を使わず最後に説明する方法でもいいかもしれません。
産卵床の管理方法
産卵床からの採卵については色々な方法が紹介されています!
産卵床から卵のみを取り出し、カルキ抜きしていない水にメチレンブルーなどの薬剤を少し入れて針子をふ化させる方法が一般的です。
これは次の手順です。
- 産卵床より卵のみを取り除く
- 付着糸(ふちゃくし)と言われる糸のような卵同士をつなぎ合わせている部分を外す
- 水道水(カルキの抜けていないもの)にメチレンブルーという薬剤を入れる
- その水に卵のみを入れて一週間程度放置(蓄積温度250度・・平均気温が25度の場合10日間)
- 針子がふ化
上記方法が一般的なやり方ですが私の場合は下記のやり方です。
- 産卵床ごと飼育水の入ったスタッキングボックスに入れる
- そのまま一週間程度放置(蓄積温度250度・・・・平均気温が25度の場合10日間)
見ていただければわかるようにこんなにシンプルです。
ふ化率が違ってくるということを言われる方もいらっしゃいますので気になる方は一般的な方法をおすすめしておきます!
しかし、私は下の方法でやっていますが針子もたくさんふ化して最終的にはいつも容器問題が発生するぐらいになります。
メチレンブルーを使用する方法については数日でセットしなおす必要があるなど大変そうですが産卵床ごと放置するというのは全く作業的なものがありません。
気を付けるべき点と言えば親とは分けるというくらいです。
さすがに親メダカと一緒だと食べられてしまうので気を付けてくださいw
産卵床を産卵以外に使う理由
産卵床については針子が生まれた後はそのまま入れておくことでいいことがあります。
それは下記のようなことです。
- 隠れ場所になり落ち着く
- 針子同士の争いも軽減できる
- バクテリアの住処にもなり水質維持にも良い
1.隠れ場所になり落ち着く
これについては全く何も入っていない容器よりは隠れ場所等があれば必ずそこに近づく個体がいます。
釣りをする時を考えていただければわかるのですが魚は流木や沈んだごみなどの近くにいることも多く落ち着くのだと思います。
冬越し中も葉っぱに隠れているのでほぼ間違いないと思います。
2.針子同士の争いも軽減できる
針子同士も争いが多いので産卵床が入っていると喧嘩中に逃げる場所等が確保できる
3.バクテリアのすみかにもなり水質維持にも良い
容器と水だけよりは産卵床を入れることでバクテリアのすみかにもなり水質が安定しやすい。
元々調子のよい親メダカ水槽に入れていたものなのでバクテリアごと産卵床を持ち込むことでバクテリアの培養効果もあるので一石二鳥!
そもそも産卵床はいらない?
ここまで産卵床について語ってきてこんなことを言うのもなんですが私は最終的には産卵床はあまりいらないと考えています。
その理由は一番針子を効率よく育てようとしたときに考えた結果
結論として私がたどりついたのは「親抜き」という方法にたどり着いたからです!
親抜きとは
親抜きとはメダカを飼育している容器から親メダカを別の容器に引っ越しをしてもらう方法です!
なぜこの方法にたどり着いたかというとタマゴトリーナやコロタマボールタイプの産卵床を使用しても卵は取り切れません。
常にそこにいくらか残ってしまっていて針子まで育っては親メダカに食べられています。
愛好家は気が付いていない場合が多いのですがかなり食べられています。
飼育場所のレイアウトを変更した際、仕事が忙しくてもともと親メダカがいた容器を一週間程度放置した時に凄い数の針子が発生しました!
もちろん産卵床も使用していましたし卵もしっかりとついていたので何もいない容器のはずがたくさんの針子が発生していました!
この経験から親の引っ越しが一番卵をしっかりとふ化させる方法だということがわかりました。
これはまた別の機会に説明しますが親メダカが引っ越しした後の卵を針子に稚魚にと順調に育てる方法としてそこにオオミジンコを入れる方法を私は推奨しています!
これについてはミジンコ関連の記事で紹介していますのでそちらをご覧ください!
これをしていただければ針子・稚魚の飼育がうまくいかなかった方はほとんど死んだりすることがなくなると思います。
少なくとも私はほとんど死んでしまったりすることがなくなりました!
それでは今回はこの辺りで!
それではまた!
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親抜きの方法はこちら!! ミジンコも使います!
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