三色体外光の育て方について
三色体外光の育て方と偉そうなタイトルですが作り方とは言っていないので私なりの育て方を紹介したいと思います。
私自身、三色メダカが好きで特に体外光の乗った個体に惹かれて三年程度ではありますが累代を重ねてきました。その中でわかったことなどを伝えていきます。
一般的に数をとればいい個体が出ると言われていますが間違いでもなく間違いでもあるというのが私の意見です。
出来るだけ確率を上げるために出来ることはたくさんあると思います。
短い経験ですがそれなりにレベルが上がっているという気持ちがあるので参考がてら見てください!
種親選び
まずは親選びですがこれについてはよく言われる内容でほぼ間違ってはいないと思います。
唇部分まで朱が入っている個体は赤ブチが出やすい、背びれや、尻びれに朱や墨が入っている個体はその色が広がりやすい、東部の朱赤の面積が広いと赤ブチになりやすいなどよく言われる内容ですがそれはほぼその通りだと思います。
それに加えて体外光のメダカを作るということで体外光が出やすい血統であるか、種親として体外光が出やすい遺伝子を持っているかが重要になります。
私の経験上、特に体外光の乗る個体で重要なのはオスにしっかりと体外光が出る個体だと思っています。おそらくよく言われるX染色体のほうに体外光の遺伝子が乗っているのだと思います。
なのでメスは体外光の表現がわかりやすい個体が多いのですがオスは体外光が消えやすい傾向があります。
そのためにオスの体外光が見えにくく気が付かない場合も多いので容器などが重要になってきます。
それは容器の説明をご確認ください。
私もいろいろと掛け合わせを行ってきましたがオスにこだわりだしてからある程度の結果が付いてくるようになりました。
墨についても容器によって見え方が変わってくるのでどのような目的で容器を選ぶかが楽しみ方の一つでもあると思います。
特にこだわっているのは頭の朱赤の面積がなるべく小さい個体がいいと思っています。
また組み合わせにもよりますが白ブチのように見える個体でよく見ると朱赤の要素が体色に散らばっているような個体を選んで組み合わせています。
そうすることで次の世代が朱赤の丹頂個体が比較的出やすくなると思っています。
稚魚期間の育て方
私の場合、稚魚の間にある程度選別をしてしまいます。
確かにあとで綺麗になってくる個体も多いと思いますし、同じような傾向の個体ばかり選んでも群泳させたときにはアクセントにかけるというのもあるのですが個人的には丹頂柄といいますか頭に朱赤が乗っている個体が好きなのでそのような個体ばかり選んでしまっています。
その上で透明水槽容器や白に近い薄い色の容器を使って体外光が目立つように育てています。
どうしても数を作るのが三色にはなると思いますが体外光の出方などは稚魚の段階で濃淡がある程度わかるようになります。
あとは白地についても個体差がありかなり白さが目立つものも出てきます。このような特徴的な個体については掛け合わせに使ってみて可能性を探っています。
成魚の育て方
2cmくらいになってきたら黒容器か濃い緑の容器に移動させています。濃い目の色の容器なら茶色でもグレーでも一緒だと思います。
特に稚魚の間、薄めの色の容器で飼育してきているとしっかりと体外光が乗ってきている個体が増えてきます。
そのうえで濃い目の色の容器に移動することで体色が落ち着いてきてよりラメや体外光が綺麗に見えるようになります。1か月くらいは体外光は強いままで維持されるイメージです。
動画内でも言っていますが販売するならばこの段階で販売してしまえば、買った瞬間は喜ばれるメダカになると思いますが少しづつ体外光が弱くなる個体がいます。
2か月くらい濃い目の色の容器で飼育した後でも体外光がギラギラと残っている個体が出てきます。
これを種親に選んでいくことで次世代より濃い体外光が出る個体が生まれてきやすくなります。
私の場合は大体グループ交際をさせているのでオス1もしくは2匹に対してメスは7匹程度入れています。
大体そのセットで500匹くらいは増やしているかとは思います。
また、体外光を強調させるには一般的に28度以上での飼育が重要ともいわれているので 夏場の飼育で自然にその温度を超える時期に作る個体が一番きれいになる可能性はありますねw
意識的に作られているメダカ屋さんは夏でもビニールハウスの高温で育てているとおもいます。
体外光やひれの伸びを気にしている方は年間通して加温しているような話も聞いたことがあります。
容器について
稚魚の期間と成魚の期間で容器の色については色々試してみています。
最近のやり方は発砲容器白で稚魚の期間は育成して体外光を伸ばします。2㎝位のメダカになるまで
それから濃い目の色の容器主に濃い緑もしくは黒に移して育成します。1か月後に確認しても体外光がしっかりと残っている三色体外光を残しながら育成、群泳を楽しみます!!
それから種親を選別してさらにレベルアップを図れるようセット組して回しています。
冬場も加温飼育などで累代を回せる方はさらに進化するスピードがアップできてい良いと思いますがコストもかかるので趣味でやる分にはそこまでやる必要はないかなと思います。
以前実験で体外光が本当に黒容器と白容器で違うのかを確認した期間がありましたが明らかに白容器の体外光が伸びていました!これは実験した結果全く違う感じになったので明らかに効果があると思っています。是非やっていない方は試してみてはいかがかなと思います!
冬越しについて
累代はメダカを進化させる意味でとても重要ですが趣味の領域でやっているので年間で3世代くらい進めるのが限界かなと思っています。
特に三色の場合は墨を上げるためにも冬場を寒い環境で過ごさせるのが需要ともいわれています。
確かに動画内で以前やった実験では加温個体と屋外個体では墨の上がり方が全く違ったので重要なのだという認識です。
個人的には寒さがあることで若干鱗のリムなども劣化した傷などで黒く見えるのではないかと思っていますw
輪郭がはっきりすることで墨が綺麗に見れるのではないかと思う部分もあります。
これはなんとも個人的な意見なので話半分で聞いて下さい。
それではまた!
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