リセットやら冬越しについて
#メダカ冬越し
#リセット
#メダカの越冬
以前の冬越し時の画像です。
一応3枚だけ波板をしてました。
前準備
9月にやるべき事という動画でえさやりの重要性を話していたのですが皆さんもお気づきの通り寒くなるとそこから太らせようとしてもなかなか食べてくれない状況になっています。
そこで無理に餌をやろうとしても食べていない餌が残ってアンモニアなどが発生して病気の発生原因になったりしています。
なのでこの時点で痩せている個体は冬越しが出来ないこともあるかもしれません。
パラクリアなどの餌が話題になっていますが水温が下がると増えやすい寄生虫などもいるので意味はあると思います。
冬越しに向けて楽めだかがやることはこんな感じですので参考になれば幸いです!
①リセット!
私の場合は水槽のリセットをします。
リセットなしでも冬越しは出来ると思いますがいつも私はリセットをします。
その理由は基本的にヤゴ対策です。
水質の悪化などにはある程度耐えてくれるメダカ達もヤゴが侵入していると減ってしまうという経験があるのでそうするようにしています。
冬の間メダカを観察すると柿の葉などの下でじっとしています。おそらく夏にもヤゴはいますがあまり食べられているという印象はありませんが冬の動きのない時にはやはり犠牲になっていると思います。
春の確認の時にほぼメダカがいない容器があったりしたことがあるのですがその時はヤゴが出てきました。この経験からヤゴ対策として9月に一度リセットをした後で11月位に再度リセットしています。
その理由は10月でもまだトンボは飛んでいます。ヤゴも少し成長させてからはっきり認識できるような状況でリセットすることが重要だと思っています。
リセットした際の注意点はその直後から一気に餌切りをすると冬の間食べるものがないので痩せてしまうことがあると思います。
私の場合はざるに大磯砂などを入れたものをそのままリセットした後に使い、隣のグリーンウォーターなどをメダカボウル2杯分位入れた後、1週間程度は餌やりをしてから春まで餌を基本的には切ります。
そこにたまった汚泥のようなものを食べているのをよく見ます!
実際餌やりをしてなくても汚泥の中にいる微生物を食べて太っている個体もよく見かけます。
収容匹数が多いとそれでも痩せてしまう個体がいます。
リセットのタイミングですが大体最高気温が10度を切るタイミングを週間天気予報などで確認してから決めるようにしています。最高気温10度を切るタイミングの1週間前がその時ですね。
汚れが多い時はこのタモを使います!
細かい網はこちらです!
②柿の葉・ワラも少し入れます!
柿の葉・ワラも少し入れることを毎年やっています。
正直柿の葉もワラも入れていない水槽も実験しましたが特に問題はありませんでした。
しかしながら失敗したくないので先人の知恵を大事にして毎年行っています。
観察して分かったことは柿の葉をセットすると間違いなくその下に集まってじっとしています。
ワラをいれた容器は春先にゾウリムシなどが発生した経験もあり冬場の餌が少ない時期にはサポートになるという個人的な印象を持っています。
柿の葉もワラも灰汁(アク)がでるので少なくても1週間程度は水につけて塩などを多めに入れて虫などを落とすようにします。塩締めです。
特に決まった塩の量はありませんが微生物が死んでしまうような量、3%とか濃い感じでいいと思います。
柿の葉 ネットでも販売してるみたいですね
塩は少し入れたほうが調子がいいことが多いですがあまり入れすぎるとラムズとかも死んでしまいますので気を付けてください。
③足し水が重要
冬の間は思った以上に空気が乾燥しているのでやたらと水が蒸発します。
気を抜いて放置しすぎると水位が凄く下がっていることがあります。
水位が下がると何が問題なのかというと
①水質が変わりやすくなる。
当然水量が少ないと水質の変化が急激になることがあります。水質悪化も早くなるので水量を確保した方がいいと思います。
②すべてが凍ってしまう可能性が出てくる。
私の住んでいる岡山の倉敷市では氷の厚みが太くても2cmどまりですが地域によっては5cm以上の場所もあると思います。
NVボックスなどで飼育していると水が減って半分になるとすべてが凍ってしまうこともあると思います。気を付けて下さい。
④それ以外のポイント
・あまり観察しない
水足しなどの環境の確認は大事ですが基本的には3月まで放置してください!
冬の間は餌やりなどもしないことで普段はかなり静かな環境になっています。
夏場はなついてくれていたメダカも冬場は人影に驚きすぎて急に見に行くと暴れてあちこちにぶつかったりします。そのせいでスレ傷が出来てそこから感染症になったりすることがあります。
なので出来るだけ放置が一番です。
・水足しをするときはなるべき汲み置きの水がおすすめです。
水温差が出やすい時期なのでなるべく容器の前にバケツなどに水を張って同じ環境下で同じ温度になっている水を足した方が間違いありません。
・暖冬の場合は餌やりをしていないと痩せすぎる時があります。
何年か前の暖冬の際、うまくいかなかったという人がいました。それはいつも冬越し中は放置で大丈夫だったから暖かい日が続いても餌をやらずに放置していたら、いつの間にかメダカの数が減っていたということでした。
気温が15度以上の日が続くような予報があればそれなりに餌を与える必要も出てくるということを覚えておいて下さい。
基本は放置でもそういう環境だったりイレギュラーが発生していないかを観察することが重要になります。
⑤屋内無加温飼育について
私の場合は一部観察をしたい品種や小さすぎて冬越しが不安なメダカを屋内に入れて飼育しています。
電気代が気になるので基本、無加温飼育です。濾過器も付けていません。
基本的に水草が窒素分などを吸うことで何とか飼育が可能になっています。
ポイントは強めのライトを使用することで成り立っていますが簡単に飼育できる印象を持っています。
ソイルもしくは赤玉土・大磯砂などの低床を敷いて餌の量を少な目で管理することで特に問題は起きていません。
ソイルはアミーゴのオリジナルソイルを使っています。
中身はこの商品と同等品です。
ライトはコトブキのHLシリーズがコスパが良くておすすめです!
私もこれを使っています!
石はカミハタのレイアウトセットを使っています!
⑥その他の注意点としては浄水器の凍結があります。
以前マーフィードスタンダードクラッシックをそのまま屋外に放置して1台凍結で破損させてしまいました。この経験から氷が張る時期になると水を抜いて浄水器を外してしまうようにしています。
皆さんも大事な浄水器を破損しないように気を付けてください。
⑦1匹あたりの水量を気にしてください!
メダカの匹数が多いと容器内の微生物を食べつくしてしまうことがあります。
なのである程度選別をした上で来期に残すメダカの数を絞ることが重要だと思っています。
1匹あたり2リットル以上が望ましいと思います。
1匹あたりの水量が多ければ多いほど安全指数は上がると思います。
極端な話100リットルの容器に10匹程度で飼育している容器で落ちたことはほとんどありません。
水量は神です!
こんな感じであまり気を使わなくても冬越しは出来ると思います。
それではまた!
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